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西宮市本庁舎前広場(基本設計・実施設計)

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西宮市では、都市核の一角である本庁舎周辺エリアにおいて、道路や公園・広場等のパブリックな空間を人中心の空間に転換する「居心地が良く歩きたくなるまちなか」を目指した取り組みが進められている。弊社は、令和5年度業務において、本庁舎周辺ストリートデザインガイドライン(案)の作成と、ウォーカブルなまちなかづくりに向けたパイロット事業として、駐輪場として使われていた本庁舎前空間(約0.14ha)を多様な活動の場となるシンボリックな広場へとリニューアルするための基本設計・実施設計を行った。

整備前の本庁舎前空間は、車・歩行者動線の交錯や、自転車・バイクの駐輪の多さにより滞在快適空間が乏しいことや、保護樹木等の緑は豊富であるものの、植栽帯により沿道から遮られて閉塞感があること、地下駐車場の存在により整備に制限があることなどが問題であった。私たちは、広場の目標像に向けて、発注者・関係者との調整を図りながら、動線・空間の適切な再配置と魅力ある景観・空間創出に向けた設計を行った。

整備後は、街路・広場・庁舎に連続性のある景観や人の動線が生まれ、シンボルとして保全したクスノキの周辺や、新たに創出した芝生広場・舗装広場において、休憩やランチなどの日常的な滞留活動や、キッチンカーが出店するイベントなどの活動が行われるようになった。

今後、リニューアルされた広場で様々な利活用が重ねられるとともに、ストリートデザインガイドライン(案)に示されている街路空間再編に向けた段階的な取り組みにより、エリア全体の魅力が向上していくことを期待したい。

リニューアルを記念した植樹式の様子についてはこちら

本庁舎周辺ストリートデザインガイドライン(案)はこちら(西宮市ホームページ)

業務名:本庁舎周辺におけるウォーカブルなまちづくり推進計画策定業務(プロポーザル特定)

期 間:令和5年6月20日~令和6年3月29日

発注者:兵庫県西宮市

面 積:本庁舎前広場 約0.14ha

↓リニューアル前の本庁舎前空間の様子

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