LANDSCAPE CONSULTANTS

西宮市中央体育館分館運動場(基本設計・実施設計 )

W231016_nisinomiya2.jpg
W231016_nisinomiya3.JPG
W231016_nisinomiya4.jpg
W231016_nisinomiya5.jpg

西宮市中央体育館分館運動場の基本設計・実施設計(第1期・第2期整備工事)を行いました。
旧芦原小学校跡地であるこの場所は、西宮市の都市核の一部を形成するJR西宮駅・阪急西宮北口駅周辺を繋ぐ位置にあり、地域においてこれまで担ってきた地域活動や災害時の避難場所等として重要な役割を持っています。
新たな広場として再整備を図るにあたっては、この場所が地域コミュニティの核として果たしてきた機能や役割を継承・発展させていくという方針のもと、地域だんらんの場・新しいまちの顔となる居心地のよい広場を目指しました。
「まちに開く」「広場を包みこむ」を両立させることで居心地の良い広場とするため、まちとの接点部に緩やかな傾斜を持った芝生と樹木、休憩施設を配置して多様な人々が立ち寄りやすい憩いの場を設け、その中央に、郷土盆踊り大会や地域運動会などのイベントに対応できる土の広場を設ける空間構成としました。また、マンホールトイレ、防災パーゴラ、かまどベンチなどを適切な場所に配置し、地域の防災力の向上を目指しています。

平成30年4月には第1期整備が完了して新しい広場が地域に開かれ、令和4年3月には第2期整備が完了、旧校舎東館を解体して今津西線(県道西宮豊中線)に面した歩行者スペースの拡幅と修景緑化が行われ、広場に面した芝生広場が充実されました。

伸びやかな緑に包まれた広場では、日常のゲートボールやボール遊びなどのレクリエーション・憩いの風景が見られます。8月に開催された郷土夏祭りでは、伝統のシャコ踊りが繰り広げられる広場をみんなで囲む、この場所らしい祭りの風景がまちに広がりました。

第一期整備後の様子

名 称:①旧芦原小学校グラウンド再整備事業基本設計・実施設計業務(プロポ特定)
    ②旧芦原小学校グラウンド再整備事業(2期)実施設計他業務
期 間:①平成28年6月11日~平成29年3月31日
    ②令和3年8月28日~令和4年2月28日
発注者:西宮市
所在地:西宮市神祇官町
面 積:約0.6ha